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劇団本谷のワナ~遭難、 

先週、3日徹夜明けの午後7時のこと。
ぼ〜っとした状態の中、欲望の所在を形にするためには、ここのPOP(作品リコメンド)をみるのが一番と、下北沢ヴィレッジ・ヴァンガードへ。

結局、頭が働かず、大した成果ではないが、以下を購入。

□『働きマン』第4巻 安野モヨコ
□『遭難、』本谷有希子


『遭難、』本谷有希子 講談社 2007.5

芝居(戯曲)の台本。鶴屋南北戯曲賞、受賞作。

誰もが認めたくない精神的なタブーを取り上げた、素晴らしき問題作。
幸せになれないのは、自分のせいではなく、生まれや育ちに問題があるせい。そんなトラウマやコンプレックスを抱えながら、バネにして生きている自分って、可愛いし、だ~い好き。
決して大声ではいえない、こんな気持ちを、巧妙に、(多分芝居では)大声でササヤく作品。

難解ではないけど、一気に読まないと世界観に浸れない作品だと思います。(きちんと読むため、各駅停車に乗り換えた)

久々に芝居をみたいなあと思わせてくれた作品でした。

本谷有希子の芝居を見たことある人がいましたら、教えてください。
やっぱ、面白い?

good!good!
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[2007/09/10 18:41] Live | TB(0) | CM(2)

猪瀬直樹による、三島、太宰、川端、ダメ人間録3部作 

■『ピカレスク―太宰治伝』 2000.11
■『マガジン青春譜―川端康成と大宅壮一』 1998.5
■『ペルソナ―三島由紀夫伝』 2001.11

猪瀬直樹による小説家評伝三部作。膨大な資料、インタビューを踏まえ、新事実と精緻かつ大胆な仮説を展開させた、力作にて大作。
ピカレスクでは太宰治、井伏鱒二、マガジン青春譜では川端康成、大宅荘一、田山花袋、菊池寛。教科書や、○○文庫の百冊に登場する、日本文学史を彩る作家たちは、
如何に聖人からかけ離れており、情けなく、強欲なダメ人間だったかを描いている。そしてペルソナでは、官僚一家の三島由紀夫こと平岡公威を、官僚社会にコンプレックスを持った1人の男として、これまた情けなく描ききっている。

時代を超える優れた芸術作品は、まっとうな人生からは生まれず、狂気やコンプレックスにより一線を越えてしまった人間、人生から生まれるものなのかもしれない。

ok-icon050501.jpgOK!

→近くの図書館でまず『ピカレスク』を発見。その後、『ペルソナ』「マガジン青春譜』と読むが、おおよそ3ヶ月かかった。

敬愛する荒俣宏による武者小路実篤を描いた幻想奇譚『愛情生活 白樺記』を思い出した。また有島武郎の『愛は惜しみなく奪う』も。→
[2006/10/09 20:57] Live | TB(1) | CM(3)

久々に藤森先生の著作を読む、タンポポ・ハウス 

『タンポポ・ハウスができるまで』藤森照信 朝日新聞社 1995.10

東大生産研の建築史家である「建築探偵」藤森先生の、「建築家」デビュー顛末記。
久々に藤森さんの本を読んだが、軽妙洒脱な文章は相変わらず抜群だ。

豊富な建築知識を背景に論理的な文章を書くことを生業(なりわい)とする建築史の専門家が、どうして建築を設計する『羽目』に陥ったのか、建築をつくっていく中で、何にこだわり、何に悩んで、どのように好きだと確信を得ていくか、といったプロセスが、当書以前の藤森先生の著作同様、おもしろおかしく、そしてわかりやすく伝わってくる。
まるで優れた恋愛小説のよう。
少し建築をかじったことのある人なら、文中に登場する安藤忠雄、伊藤豊雄、石山修武、そして原廣司といった個性派キャラクター(建築家)とのやり取りも秀逸。(もちろん知らなくても、充分楽しめます)


近くの区立図書館で発見。
千歳船橋のファストフード2軒をはしごして読了。
藤森先生は、実は学生時代のヒーローであり、当時「建築探偵団」と「路上観察学会」にすっかりはまっていた。(加えて荒俣宏も)
正月二日の朝に人のいない銀座で、1人、マンホール探偵をしたほど。(林丈二様!)

good!good!good!!



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