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毒と笑いと道徳の盛り方、味わい方~大阪ハムレット2 

博多帰りに読んだ『大阪ハムレット』の第2巻を買いたくて、下北沢の博文堂書店で購入。

■『大阪ハムレット』第2巻 森下裕美



「手塚治虫文化賞 短編賞」「文化庁メディア芸術祭 優秀賞」を受賞。
知らなかったが、なるほどなと思う。

キャリアがある漫画家で、作品の基本に道徳とか人間性がある作品に授賞を、という権威主義、官僚ことなかれ主義に、見事に利用されてしまった。
例えば西原理恵子の『ぼくんち』も同様。

※注:私は両作品とも大好きで、リスペクトしてます。いいたいことは、作者・作品側ではなく、賞を授ける側の不純な発想が透けて見えるということです、悪しからず。

さて、肝心の作品内容ですが、相変わらず、毒と、とほほ感と、くすり笑いと、ほろり感が絶妙。
第1巻に比べ、ハッピーエンドの話しより、悲しいまま終わる話が多く、読後に切ない気持ち、というより、刹那感が残る。

また、最初は嫌いだったが、森下さんの絵、というより登場人物の顔にどんどんはまっている。味があって、ホントに良い!
大阪にいそうだもん、こんな人たち。(そういえば、奈良美智の、不機嫌な子どもに似ているなあ)
今巻では、バレエ教室のハナコ先生が一番好きです。

次巻も期待です。

good!good!

大阪人情マンガ・ドライ画法~大阪ハムレット →

[2007/09/15 16:20] 小説 | TB(1) | CM(0)

軽快にしのびよる中性子爆弾~野ぶた。 

2ヶ月ほど前に読んだ本。

■『野ブタ。をプロデュース』 白岩 玄 2004.11



TVドラマ化もされた、話題作。
電車の中で読んでいたが、途中で辞められなくなり、
ドトールにて読み切る。

ちょっと退屈で曖昧な高校生活の中で、『野ブタ。をプロデュース』という、夢中に
なれるニンジンを思いつき、実現していく主人公。
軽快な一人ボケ・ツッコミ文体が気持ちよく、ストーリーに惹き込まれていく。

と思いきや、最後に意外で、根元的な大どんでん返しが。
他人に虚勢を張っていたり、役割を演じていることを、良しとしていると、しっぺ返しを食らう。
凄くイタイ。
痛かった。

軽い口当たりで誘っておきながら、最後の中性子爆弾で外面でなく内面を破壊され、
そして突き放されてしまうような作品。この作者、知能犯だ。

簡単に読めるわりに、中身の濃い小説なので、お勧めです。
新刊でも1050円、古本屋で105円だし。(苦笑)
但し、人間関係で悩んでいるなど、弱っている時は、キツイかもしれませぬ。

good!good!
[2007/09/14 06:07] CD | TB(0) | CM(0)

仏の顔も・・・岡村ちゃん再三復活 

■『はっきり もっと 勇敢になって』岡村靖幸 2007.9.5



1.はっきり もっと 勇敢になって
2.嵐の気分(着替えを持って全裸のままで)
3.N☆baby
4.黒のオベーション(2004年NKホールLive)

iTunes Storeで発見。即買い。

今年3月にAP BANGでの三回目(苦笑)の復活を果たした、岡村ちゃんのマキシシングル!

タイトルが長い!
エッチ!(2曲目)
歌詞も、メロディも岡村節!
声が出ている、巻き舌も、ファルセットも!
そして、痩せている!!

素晴らしすぎ。完全復活だ。
4曲目は、アコギ弾きながら「NKベイベ~」、最高です。
観にいったZEPP TOKYOのライブでは「ZEPP ベイベ~」でした。(笑)

をを、ツアーも発表されている!

岡村靖幸、約3年ぶりの単独ライブ・ツアーで復活!


good!good!good!goddest!!!
[2007/09/14 05:46] 未分類 | TB(0) | CM(0)

安野モヨコは働きマン 

■『働きマン』第4巻 安野モヨコ モーニングKC 2007.8



安野モヨコ作品は、かなり前から、『美人画報』や『ハッピーマニア』をパラパラと読んでいた。面白かったが、岡崎京子マニアなので、失礼ながら、岡崎京子以降、岡崎京子未満と思っていた。
しかし、『さくらん』と『シュガシュガルーン』と、そして『働きマン』を描きだした頃から、とんでもなく才能があり、そして働く人だなあと思った(他2作はまだきちんと読んでいないけど)。加えて、庵野秀明の妻っていうことも、とってもすごいことだけどね。

で、現在『働きマン』にハマり、現在、出たら買い状態。

女の心意気と、仕事への姿勢と、そして仕事とプライベート、男と女の悩みを、小気味よく描いている。基本的に一話読み切り型であることも、キャッチーで良い。
今回の第4巻も相変わらず、健在。
今後もしばらく、読み続けることとなるでしょう。

少し欲を言えば、何とかマンは、そろそろ少し食傷ぎみかも。(でもこれを止めたら、このマンガのコンセプト自身が崩壊するなあ・・・)

補足ですが、夜中のアニメも面白かった。DVD化されないかなあ。
また、この10月からは菅野美穂でドラマ化とのこと。安野さんもぴったりとおっしゃっているらしい。

good!good!

[2007/09/12 06:48] 小説 | TB(2) | CM(0)

劇団本谷のワナ~遭難、 

先週、3日徹夜明けの午後7時のこと。
ぼ〜っとした状態の中、欲望の所在を形にするためには、ここのPOP(作品リコメンド)をみるのが一番と、下北沢ヴィレッジ・ヴァンガードへ。

結局、頭が働かず、大した成果ではないが、以下を購入。

□『働きマン』第4巻 安野モヨコ
□『遭難、』本谷有希子


『遭難、』本谷有希子 講談社 2007.5

芝居(戯曲)の台本。鶴屋南北戯曲賞、受賞作。

誰もが認めたくない精神的なタブーを取り上げた、素晴らしき問題作。
幸せになれないのは、自分のせいではなく、生まれや育ちに問題があるせい。そんなトラウマやコンプレックスを抱えながら、バネにして生きている自分って、可愛いし、だ~い好き。
決して大声ではいえない、こんな気持ちを、巧妙に、(多分芝居では)大声でササヤく作品。

難解ではないけど、一気に読まないと世界観に浸れない作品だと思います。(きちんと読むため、各駅停車に乗り換えた)

久々に芝居をみたいなあと思わせてくれた作品でした。

本谷有希子の芝居を見たことある人がいましたら、教えてください。
やっぱ、面白い?

good!good!
[2007/09/10 18:41] Live | TB(0) | CM(2)

急募。ライトノベルの次の一手〜涼宮ハルヒ 

『涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川流 角川スニーカー文庫 2003.6

いわゆる、ライトノベル界のベストセラー。
この手の作品は『ネガティブ・ハッピー・チェーンソー・エッジ』『NHKにようこそ』以来だが、面白かった。

とんでもない世界観(シチュエーション)設定と魅力的なキャラクター設定が、この(これらの)作品の魅力の命だと思う。逆に言えば、それさえできれば、あとのストーリー展開は練られたオチがなくてもOKで、シリーズ再生産化が可能なのではないか。(言い過ぎかな)

そう考えるとこれは、現代の、水戸黄門、または、渡る世間は鬼ばかり、ともいえるかも。

さて、アニメまで手を伸ばすかどうか・・・

次に何を読んだらよいか、ライトノベルファンの方、ご指南くだされ。

good!good!
[2007/09/10 06:57] CD | TB(0) | CM(0)

ルーツが絶望v.s.お里が楽天〜本谷有希子 

『腑抜けども、悲しみの愛をみせろ』本谷有希子 講談社文庫 2007.5

気になっていた本谷有希子。本当は芝居を見たいのだけど。

根底が「絶望」のストーリー。まったく救えない話し(悪い意味ではなくて)。
初期の大江健三郎とか、上村一夫とか、1960年代の臭いがプンプンする。

自分や自分たちの年代は、楽天的で、何となく何とかなるという考え方が基本の人が多いと思うのだが、上の世代と、そして今の(下の)世代には、何もしなければどうにもならないという考え方が基本の人が多いのだろうか。

個人の生まれ育ちもあるが、世代的な意識かもしれない、と思ったバブル世代でした。

ok-icon050501.jpgOK!


[2007/09/10 06:55] CD | TB(0) | CM(0)



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